【調剤薬局の薬剤師】店舗立ち上げスタッフとして雇われ、薬局が落ち着いたら追い出された話

【調剤薬局の薬剤師】店舗立ち上げスタッフとして雇われ、薬局が落ち着いたら追い出された話

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
32歳

【当時の職業】
調剤薬局

【当時の住まい】
一軒家の実家で親と同居

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
体調不良で内科に受診したら、そこの院長から「自分のところの門前薬局で働かないか」と声をかけられ、薬局の社長を紹介されました。

【環境と仕事内容】
最初は既存の調剤薬局で勤務し、声をかけてくれた医師とは少し離れた場所で勤務。
半年経過で医師の近所に新規薬局を立ち上げる為、管理者として転勤。
新しいシステム、新しいスタッフ、仕事の立ち振る舞いから全て自分たちで構築。
日勤で休日は週1日、休憩は契約上存在するも、薬剤師1名なので実質取れず。
給与は月給、残業代なし。

【大変だった時期】
入職して半年経過したくらいから大変になりました




【大変だったこと】
転勤前、メインの店舗は数十メートル先にあったため、上司とは「何かあったらすぐ呼んでくれれば来る」と約束して新店舗がスタートしました。
実際に始まってみると、医院から「忙しすぎて患者への説明が出来ない為、あなたの薬局を全員にお勧めしています」とのことにて、想定よりも非常に混みました。
上司に声かけをしたところ、毎回非常に機嫌が悪く「自分の店舗だから自分で何とかしろ」と、約束を反故に。
昼休みについても、スタッフ全員でローテーションを組めば全員がしっかり休めるものを、1人薬剤師の店舗は昼休みの人員を補助しない、と上司が新たにルールを作り、自分ひとりでの昼休みに。
前の医院は昼休み中に検査をし、検査が終わってから薬を処方する為、自分は昼も休めず外出もできませんでした。

【大変だった期間】
一年程度続きました。




【当時の心境】
一言で言えば「約束が違う」でした。
約束が守られない企業であり、上司は頼りにならず、社長は上司の言いなり。
アットホームな職場、という謳い文句の会社には金輪際近づくものか、と誓いました。
楽しかったのは、患者さんたちとの会話です。

【職場が大変だった原因】
社長と上司の資質によるものだったと思います。
二人は古くからの知り合いで、社長が上司の仕事については口出しをしていませんでしたので。




【仕事で良かったこと】
薬局の立ち上げ業務は非常に大変でしたが、スタッフとの一体感や医院から頼られた経験については、なかなか得難い体験でした。
忙しい瞬間は、どうやって切り盛りするか一生懸命考える事に集中していましたが、時間を忘れるくらい達成感がありました。




【特にひどかった最悪の出来事】
上司がミスをしました。
そのミスを、他店勤務の上司と仲の良い部下に「あいつがこんなミスをした」と捏造して語りました。
その部下が、近隣の薬剤師との会合でミスの内容を事細かに言いふらし、その会にいた自分は、その集団に絡まれました。
初めて会う方々から「お前は薬剤師として屑・ゴミ・今すぐ辞めるべき」など罵倒を受けましたが
どんなミスで、誰が発見して、どのように訂正して、患者や医院への謝罪をしたかを丁寧に説明し、その集団とは和解しました。
後日、社長に対して、このエピソードを伝え、上司と部下への対応について質問をしました。
社長からの返答は「頭を冷やす為、君こそが転勤に値する」と、部下と勤務交代を命じられました。
部下は、前から別の薬局への転勤希望を出しており、特に上司の近くの薬局に行きたいと思っていたということです。


【相談した人・助けてくれた人】
このエピソードの中では、特に救いはありませんでした。
結果的に、転勤になった先の薬局ではスタッフに恵まれ、近隣医院とも特段のトラブルはなく、穏やかに過ごすことが出来ました。
上司が近くにいない店舗で自由にさせてもらえたのが良かったのだと思います。

【改善のための行動】
上司はとにかく通常業務にミスが多い人でした。
そのミスをスタッフが気付けばまだ良い方で、患者さんから言われることもしばしば。
結局、そのミスが「上司自身のものではない」と他人に擦り付ける習慣は、いくら指摘しても修正されることはありませんでした。




【現在の状況と心境の変化】
8年経ちました。
転勤になった先の店舗は、当時の社長が譲ってくれたので、非常に居心地の良い職場として継続勤務していました。
今はその薬局も別会社に売ってしまったので、当時の薬局がどうなっているかはわかりません。
自分自身としては、結婚・転居も重なったために、私生活ともどもとても充実した毎日を送っています。

【学んだこと】
資質と努力があって上司になった人ならばまだ救いはあるけれど、コネとゴマすりで上司に居座っている人は、日常業務に対して邪魔でしかないこと。



【当時の自分へのアドバイス】
タイミングがあまりにバッチリだったので、きっとあの職場への就職を避けるのは無理でしょう。
上司からどういう扱いを受けるかは、身をもって体験するのが一番良いと思います。
給料とは仕事の内容ではなく、立場によって相場が決まるもの、と気付ける、非常に勉強になる職場なので、あまり職場に対して真面目にならず、自己研鑽を積むのが良いと思います。