病院薬剤師として24歳から勤務。正規雇用だが公立病院で給料は低め。当直勤務時間が長く、体力がかなり消耗する職場であった。

病院薬剤師として24歳から勤務。正規雇用だが公立病院で給料は低め。当直勤務時間が長く、体力がかなり消耗する職場であった。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
28〜29歳

【当時の職業】
病院の薬剤師

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らし。
実家は遠いため、年に数回帰省する程度。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
学生の頃からもともと薬剤師の資格を用いた仕事をしたいと考えていた。
希望通りの急性期の病院に就職できた。

【環境と仕事内容】
職場の人間関係は良好であったが、急性期病院でかなり忙しい職場であったため、朝から夕方、場合によっては遅い時間までの対応が必要だった。
また、就職して半年以降は当直勤務が始まったため、夜勤や平日の勤務が月に数回あった。
仕事内容は、一般的な調剤業務、病棟での服薬指導、無菌調整、TDMなど、幅広く対応していた。
ポジションは普通の平社員。
転職前は主任に昇進していた。
住まいは賃貸マンションで、薬剤師は寮の使用ができなかった。
患者層は、基本的には皆さん良い方でした。
夜間には少々ガラの悪い方がいらっしゃることもあり。

【大変だった時期】
就職してから半年以降、当直が始まって以降大変だった。




【大変だったこと】
当直勤務は、朝8時45分から夕方の4時ぐらいまで働いた後、1時間ほど休憩した後、夕方5時半から翌日の朝8時45分まで勤務をすることとなっており、朝から24時間働く必要があるため、かなりの体力の消耗があった。
はじめの1年位は、体力的にきつかったが、徐々に慣れていった。
ただ、転職した今となっては、かなりハードな職場であったと痛感している。
人間関係は良好であったが、当直勤務中の精神科の患者さんからの夜中の電話対応が大変でした。
救急医療が盛んに行われており、当直勤務中であっても、処方箋が出続ける職場であったため、なかなかゆっくり当直中に休むことができなかったのですが、そのような中で、深夜に精神科の患者さんからお薬の相談の電話がよくかかっていました。
その精神科の患者さんは、実際にはお薬について不明な点があるわけではなく、夜中になると精神的に不安定になるため誰かと話がしたいと言う目的で、話を丁寧に聞いてくれる病院に電話をかけていたようです。
始めは丁寧に対応していたのですが、電話が1時間に及ぶこともあり、業務に支障が出たため、いつも対応に困っていました。

【大変だった期間】
基本的にはずっと続くものではありますが、精神科の患者さんに関しては、数カ月後には電話が来なくなりました。




【当時の心境】
先輩に精神科の患者さんからの電話について困っていることを相談したところ、対応方法を精神科のドクターと一緒に考えてくれ、また電話があったときの対応方法について具体的な指導をしてくれました。
人間関係が良好な職場であったため、精神的にとても救われました。
また、そのような患者さんにどのように対応すれば良いのか大変勉強になりました。

【職場が大変だった原因】
当直の勤務体制については、朝から24時間働く方が都合が良いと考える人も多くいたため、体制を変える事は難しかった。
精神科の患者さんの対応に関しては、どうしても病院の性質上、そのような患者さんの電話は来てしまう事があり避けることができない。




【仕事で良かったこと】
基本的にとても忙しい職場であったため、常に動き続けなければならなかった。
体力的にも精神的にも疲弊しましたが、その一方で、やりがいや達成感を身をもって感じることが多かった。
精神科の患者さんの対応はとても大変でしたが、一方で、不安を感じている患者さんの話し相手になることも仕事の1部ではあるので、少しでも医療従事者として役に立てているのではないかとは感じていた。




【特にひどかった最悪の出来事】
当直中に、ドクターが注射薬のオーダーの数を打ち間違えて、バイアル1本で良いところを、mg換算と勘違いして、数百本と入力してしまった。
注射薬はピッキングマシンにオーダーが自動的に飛ばされ、トレーにバイアルが自動的に配薬されるシステムになっており、気づいたら、本来であればトレイ1つで良いところが、何10個もトレーがピッキングマシーンに山積みになってしまった。
当直中はそれでなくても忙しいのに、トレイを取り除いたり、薬を回収したりと、ドクターの1つのオーダー間違いで、1時間位のロスになってしまった。
また、当直中の外来患者さんの服薬指導を行うことがよくあるのですが、夜中なので酔っ払いや警察に連れられて来るガラの悪い方もいらっしゃり、対応に苦慮した経験があります。


【相談した人・助けてくれた人】
人間関係が良好であったため、大きな問題であれば上司に気軽に相談できましたし、小さなことや個人的な悩みに関しては、同期や親しい同僚に相談をしていました。
上司であれば、頑張っていることを褒められたり、具体的な対応策を教えてもらえるととても助けになりました。
同期であれば飲みに行けば元気になります。

【改善のための行動】
困ったことがあれば、上司に相談するのが1番だと思います。
別の部署と相談をする必要がある場合は特に、上司を介して解決するのが1番スムーズに行きます。
そのため、私自身も、トラブルがあれば上司にいつも相談をしていましたし、うまく解決をしていたと思います。




【現在の状況と心境の変化】
病院での薬剤師業務については、やりがいもあり人間関係も良好でしたが、当直勤務があり体力的にきついことや、きつい割に給料がそれほど良くないと言う金銭面の問題もあり、転職を検討し始めました。
結果的に別の業種に転職をすることになり、結果的に今は転職したことにとても満足をしています。
ただ、臨床現場での仕事も大変やりがいがあるため、そのような仕事に今でも魅力を感じている。

【学んだこと】
困ったことがあれば、ひとりで抱え込まず、上司や同僚に相談をすること。
自分1人の力ではどうしようもないことが要因では多く発生するため、また、患者さんと言う人間を相手にした職業であるため、独断で動かず、チームで慎重に検討しながら仕事を進める必要がある。



【当時の自分へのアドバイス】
病院薬剤師業務は精神的にも体力的にもかなりハードですが、その経験は必ず今後の仕事に活かして生かされてきます。
現在違う業種にいますが、やはり臨床現場での勤務経験と言うのは、経験がない人と比べて説得力が違うので、あなたの絶対的な強みになります。
一方で、頑張りすぎると体力を消耗して、当直勤務をこなすごとに、肌が荒れていると思います。
無理をせず、きついなと思ったら1日休みを取るとして心身を健康に保つよう頑張ってください。