調剤薬局にて経験1年半で管理薬剤師になってしまった私。クレーマーに暴言を投げられた話。

調剤薬局にて経験1年半で管理薬剤師になってしまった私。クレーマーに暴言を投げられた話。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
25歳

【当時の職業】
調剤薬局にて管理薬剤師

【当時の住まい】
賃貸アパートで独り暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
OTC専門のドラックストアで働いていましたが、「絶対に調剤経験していないとダメよ!」と年配のパートさんに言われたことがきっかけで、調剤薬局に転職することにしました。

【環境と仕事内容】
職場は、1日あたりの処方箋応需枚数が20〜30枚程度だったため、基本的に薬剤師1人と事務1人の小規模な店舗。
常勤薬剤師は1人なので自動的に管理薬剤師という責任を負わされることになった。
一般内科の処方が7割、小児科が2割、その他が1割という感じで、18時にはほとんど業務は終わっていました。
木曜日定休日で土曜日も半日だったので、実質週休2.5日という恵まれた環境ではありました。
お給料は正確には覚えていませんが、ボーナスは夏冬各1か月分程度、月給は平均くらいでした。

【大変だった時期】
転職して1年くらい経過した25歳くらいの時。




【大変だったこと】
在庫管理に厳しくて、社長のワンマンだったので常に顔色をうかがっていたり、社長の思い付きに振り回されていたようなところがあった。
調剤経験1年半程度で一人薬剤師をやらされたので、経験のない処方が来たときに近くで相談できる先輩がいなくてとても心細かった。
理不尽なクレームを言われたとき、「そんな素直じゃなければ嫁にいけないぞ」みたいなセクハラな発言を浴びせられたことがあった。
事務1人、薬剤師1人という環境で、事務さんの気分の浮き沈みが激しかった。
機嫌が悪いとずっと攻撃的だったし、気持ちが沈んでいると何もしてくれなかったので困った。
毎月棚卸しがあったので、ただでさえ月末月初はレセプトで忙しいというのに、棚卸しの業務がとても負担だった。

【大変だった期間】
5年くらい同じ環境が続いたが、やはりスキルを上げたい、もっと薬剤師としての経験を広げたいという思いが強くなり、一念発起して総合病院へ転職しました。




【当時の心境】
このまま小規模な薬局で、薬剤師としてのスキルは身につくのか不安になった。
ただ、そのころは趣味の楽器演奏を優先していたこともあったので、仕事のスキル面では不安を感じていたが、なかなか行動に移すこともできなかった。

【職場が大変だった原因】
やはりワンマンで強引な社長が経営しているという会社の体質だったと思います。
薬局や薬剤師の人員の質を上げることより、店舗拡大して利益を上げることを優先していたところがあると思います。




【仕事で良かったこと】
常連の患者さんから「いつもありがとう」と言われたり、子供たちがニコニコ話しかけてくれたときは、やっぱりうれしくなりました。
また、在庫管理にとても厳しかったので、基準の在庫をクリアしたときは「やった!」という達成感を感じることができました。




【特にひどかった最悪の出来事】
常連の年配男性の患者さん。
1日1回朝食後服用のお薬を6種類くらい服用しており、いつも30日分で処方されていました。
ある時、お薬をお渡しするときに「前回A(薬品)が10日分足りなかった」と言われました。
しょうがないので、Aを10錠追加でお渡ししました。
次に来局したとき、今度は「Bが10日分足りなかった」と言われたのです。
在庫の数を調べた上で、「在庫はあっているのですが、なかったということなので今回はお渡ししますね」と伝えてBを10錠追加でお渡ししました。
そのつぎ来局したとき、今度は「Cが10日分足りなかった」と言ったのです。
さすがに、3回も続いていたことや、30日分=30錠なので、10錠のシート3枚の調剤を間違える可能性はとても低いです。
在庫を確認し、「在庫はあっているのでお渡ししています。
今10錠追加でお渡しすることはできません。」
と伝えました。
すると、「こっちがないって言ってるなら、そのまま渡すのがサービスだろ。
そんな素直じゃない態度だったらいい嫁にはなれないぞ。」
と言い放ったのです。


【相談した人・助けてくれた人】
すごく悔しくて悔しくてでも我慢していましたが、その患者さんが立ち去ったあと、待合室にいた年配の女性の方が「怖かったでしょう」と慰めてくれました。
その言葉を聞いて我慢していた気持ちがあふれて号泣してしまったことがありました。

【改善のための行動】
上司に相談したときに薬剤師も接客の心が大切と教わりました。
その後も暴言を浴びせた方は来局していましたが、私も態度を改めて接遇マナーを意識して接するようになると、とても優しい態度に変わっていました。
何事も信頼関係が大切ですね。




【現在の状況と心境の変化】
病院勤務やメーカーの問い合わせ窓口業務を通して、どんな相手でも怒らせることない言葉遣いや態度を意識して薬剤師業務に臨むことができるようになったと思います。
昔は好きではなかった調剤薬局の仕事ですが、一周回ってまた調剤薬局で仕事をすることになりました。
今はとてもやりがいを感じることが多く、充実した毎日を送っています。

【学んだこと】
薬剤師は医療従事者であり、サービス提供者であり、地域に貢献する存在であり続けることが大切ということを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
自分の正当性だけを主張するのではなく、もっと冷静に客観的に判断する心が必要。
どんな環境でも学びたいという気持ちがあればスキルアップは可能なので、環境のせいにしてはいけない。
若いときにしかできないことも沢山あるから、今に満足しないで、できることいではなく、やりたいことにはどんどんチャレンジしてみよう!